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「IMPACT SHIFT2025」で開催されたトークセッションの一つ、「『インパクトエコノミー』は社会の分断を修復できるのか?」で語り合う登壇者たち=3月1日、東京都中央区、竹下由佳撮影
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メディア空間考 竹下由佳

 先月上旬、東京・京橋で開かれたイベント「IMPACT SHIFT2025」に参加した。2日間で35のトークセッションが開かれ、会場となった複数の会議室を行き来する通路では、若い世代の人々が至るところで立ち話を交わしていた。

 持続可能な社会をめざし、人や社会、地球にプラスの変化や成果をもたらすことを「インパクト」と呼ぶ。イベントを主催した一般社団法人「IMPACT SHIFT」は、インパクトに関心を持った人たちがつながり、行動に移す入り口を作ろうと、昨年8月に設立された。イベントには、社会課題に向き合う起業家や関係者らのべ1937人が参加したという。インパクト投資の役割や非営利団体のあり方などを論じ合った。

 若い世代ほど社会課題に関心…

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